かげとらの背中に何やらチラチラと見える白いかたまり。
さっきまでクローゼットで寝ていたので、また糸くずをつけたまま歩いているんだと思い、つまんでみると思いのほか硬く・・これは何だろう。
糸くずだと思ったら歯だった
11年ほど前のお話です。
まだ子猫だったかげとらが、いつものようにひょこひょこと歩いている姿を眺めていました。
すると、背中に小さくて白いものが見えたので、
『クローゼットの中にいたから糸くずがくっついたのかな』
つまんですぐに捨てるつもりだったのですが、
『ん?硬い』
てっきり白い糸くずだと思っていたのに、何だか微妙な感触。
つまんだその白い物体をじっと見てみると、
『歯?!』
背中に乗っかる抜けた乳歯
猫は、生後3週間ぐらいから乳歯が生え始め、生後2カ月ぐらいまでに生え揃います。
乳歯は、切歯が上下左右で3本ずつ、犬歯が上下左右で1本ずつ、臼歯が上顎6本、下顎4本の、計26本。乳歯は生後3カ月~7カ月ぐらいまでに永久歯に生え変わります。
人間に比べるとずいぶん早いですね。
永久歯は、乳歯にはなかった後臼歯が加わり、全部で30本となります。
出典:にゃんペディア
猫も人間と同じように永久歯へと生え変わるんですね。
言われてみれば当たり前なのですが、それまでは考えた事がありませんでした。
恥ずかしい・・・。
子供の歯から大人の歯へと生え変わる・・あらためて考えてみると感慨深い思いでいっぱいになり、かげとらを保護してくれた方へ写真を添付したメールを送ってみることにしました。
www.kageneco.com
すると
『かげとらもそんな時期になったのですね。しかも抜けた歯が見つけられた何て羨ましい』
正確な文面ではないのですが、このようなニュアンスの返信がきました。
抜け落ちた乳歯は、案外見つけられないようですね。
かげとらも、結局背中に乗っかっていた1本だけしか見つけられませんでした。
なぜ背中に乗っけて歩いてきたんだろう?と不思議でしたが、きっと毛づくろいをしている時に抜け落ちたんですよね。
となると他の歯はいつ、どこで抜けたのでしょう。
むにゃむにゃむにゃ・・・
おわりに
抜けた歯を見つけた時は、先端に少し血がついていたこともあり折れてしまったのかと心配しましたが、猫の歯も人間と同じように乳歯から永久歯へと生え変わると知り一安心です。
かげとらの場合は1本しか見つけられなかったのですが、小さい乳歯は部屋のすみなどに落ちていたのかも知れません。
それにしても猫の歯って小さいですよね。特に前歯!
まるで作り物のミニチュアのようです♪
とても可愛いので写真に残しておきたいのですが、中々撮るのが難しそうです(*´꒳`*)