誰もいないはずの廊下から、うっすらと声が聞こえる・・ような気がする。
ただならぬ気配を感じて怖かったけど、勇気を出して覗いてみるとそこにはやっぱり・・・・。
あ・け・て・・・。
あ・
け・て・・・
地味に怖いですよ、この光景は。
季節的にもアレですし、時間的にもちょうど夕暮れ時の薄暗くなりはじめる頃でしたので見てしまった時は本当に『ドキッ・・』としました。
しかも、なぜかいつもの大きな声とは違いうっすらと鳴いているところにも恐怖心が上乗せされます。
リビングから廊下へと出て行く時には、自力で洗面所へ抜ける引き戸を開けるのですが、戻る時にはなぜか同じ動線は通らずに、この扉を開けて欲しいと要求するんですよね。
それはなぜなのでしょう? これも猫あるあるなのでしょうか。
見えない誰かの動線を追う
また別の日の出来事です。
いつものようにかげとらがイスの上でくつろいでいたのですが、突然身構え不穏な動きをとりはじめます。
『え・・急にどうしたの?・・その視線は誰を追っているの・・・。』
部屋にはかげとらと私しかいないのに、それはとても不自然な目の動きで、まるで誰かがかげとらの横を歩き廊下へと向かう姿を目で追っているような仕草をしたのでした。
昼間なのに急に、ゾゾッ・・と背筋が寒くなった事を思い出します。
ただならぬ気配
またある時、写真を撮っていると突然表情が変わります。
視線の先には壁しかないはずなのですが、 かげとらの目には何か映っているのでしょうか。
考えているとどんどん怖くなってきて、すぐには振り返れませんでした。
夜じゃなくて良かった・・と思いましたよ。( ;∀;)
猫はただならぬ気配を敏感に感じ取るとも言われていますが、この時もかげとらの目には何者かの姿が見えていたのでしょうか。
上方をジッと見つめているけど、よく見ると小さい虫が壁に付いているだけだった…という事もままありますが後で確認してみると、かげとらの視線の先にある壁には何もいませんでした。
ジッと壁の上を見つめていた時のお話(ほのぼの系)です↓
また、猫には地震予知能力があるのではないかとも言われていますね。
揺れが起こる前に、急に鳴き出したり逃げ出したりすると言うニュースなど度々耳にしたりもするのですが、残念ながらかげとらにはその能力は備わってはいないようです。
その証拠に過去に大きい揺れを体験した時、私でも分かるくらいに揺れが大きくなってから驚いて押入れへと走る姿を目撃したのでした。
おわりに
かげとらは今年で11歳になります。
人間と同じように年齢を重ねると感性が弱まるのか、近頃は私には分からない何者かを追って行く不穏な表情などは見かけなくなりました。
そんな不思議な出来事がなくなり安堵する反面、なぜか少し寂しく感じたりと複雑な心境のこの頃です。