かげとら、旅立ちました。

かげとら祭壇
7月5日、朝6時過ぎに

かげとらは息を引き取りました。

最期の日曜日

本当なら、この日も通院する予定でした。

胸水を抜いて、お腹の傷を消毒してもらうために。

 

『お薬もそろそろ無くなるので、貰っておいた方が良いかな』

 

最近は飲むのがとても苦しそうだったので、このまま継続していくべきなのか先生に相談するつもりでした。

 

5時30分に目が覚めてかげとらの様子を見に行くと、昨夜と同じ場所でほぼ体勢を変えずにソファの隅に寝そべっています。

少し嫌な予感がしました。

以前ほどあちこち歩かないにしても、一晩中同じ場所に寝そべっているなんて事は今まで一度も無かったからです。 

頭をなでると、力なく小さい声で鳴きました。

呼吸が荒いのも気になります。

何でだろう、それほど胸水は溜まっていないはずなのに。

 

おぉーーん

 

突然、とても大きい声を出したので驚きました。

何でそんなに大声で鳴くの?

 

目の前で、力をふり絞り遠吠えのような声を上げています。

・・・元気だから出せる声ではないことは、分かっていました。

そんな姿を目の当たりにしても、私にはどうする事も出来ないのが辛い。

 

次第に目に力が無くなってきて、私の声にも反応しなくなりました。

今でもその時の光景が何度もよみがえってきては胸が張り裂けそうになります。

ぎっくり腰で寝たきり

出来れば手術後から今までの様子をずっと書いてきたかった。

どうすれば良いか分からない場面は多々あったし、みなさんの意見も聞きたかった。

なのに更新出来なかった理由は、私も寝たきり生活を送っていたからです。

 

手術は無事に成功し、4日後の土曜日にかげとら退院。

 

その後は毎日通院していたのですが、3日目の朝に玄関で靴を並べようと前かがみになった瞬間、ぐりんと腰に激痛が走り動けなくなってしまいました。

当時は胸水が1日で180mlも溜まり、毎日抜かなければ呼吸困難になり危ないと言われていたので焦りましたね。

 

とにかく、かげとらを病院へ連れて行かなければ・・

 

出て行こうとしたのですが、気力だけでは全く無理でした。

大体、家の中ですらまともに歩けないのに、かげとらを連れて外へ出るのは危険ですよね。

ハッと我に返り自力で行くのは諦めました。

その後、急きょ通院代行をお願いしたりとバタバタした出来事も何だか遠い昔のように感じられます。

・・・と言うか、本当にそんな事あったのかな。

実はかげとら何て元々存在してなかったりして。。。

 

未だ写真を見るのも辛いです。

みなさんへのご訪問も、中々出来なくてごめんなさい。