【オナモミ】ひっつき虫?地域によってどうも呼び名が違うらしい

里山に生えていたオナモミ

きっと一度は目にした事があると思われるこのイガイガの実。

けれども、この実の正式名称を知りませんでした。

みなさんは知っていましたか?

みどり色のイガイガ

大人になってから山登りに出掛けた時に、道路脇にこの実を見つけてとても懐かしくなり自分で足首の靴下部分にくっつけてそのまま家まで帰ったことがあります。

小学生の頃は帰り道にコレを見つけると、前を歩く友達に見つからないように後ろから投げて遊んでいました。

そーーっと投げて、友達に見つからずに背中にくっつける事に成功!と、ほくほくしながら家に帰ると、自分の背中にも同じように沢山ついていて、やられたー!と悔しがったりしたものです。

その後髄分と月日が経ってから、ふとしたきっかけでそのイガイガの正式名称を知る事となったのでした。

里山で見かけた小川

正式名称はオナモミ

 

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 引用元:ひっつきむし図鑑

正式名称は、なんとオナモミと言うのですね。

友達と投げ合っていた小学生の頃には想像もしない名前です。

そんなオナモミ類には、オナモミ・オオオナモミ・イガオナモミの3種類があるようでよく見ると少しづつ形やトゲの長さが違います。

しかも外来種オオオナモミの繁殖により、在来種であるオナモミが絶滅した地域もあるとの事。

知らないうちにそんな危機に瀕していたとは驚きます。

衣服についた果実を取ろうとするとますます強くくっつくので「揉むな」という言葉が名前の語源と考えられています 。

それだけ強い付着力があり、マジックテープのヒントになったとも言われています。

 引用元:ひっつきむし図鑑

確かにセーターなどにくっついてしまったら、きれいに取るのはひと苦労です。

強い付着力ゆえその後のマジックテープのヒントになったという点には納得しますね。

そのまんまな態様でまさに自然界のマジックテープです。

懐かしい子供の頃を思い出す山の道

地域によって変わる呼び名

正式名称を知らなかった小学生の頃、私はその実の事をどろぼうと呼んでいました。 

回りの友達もみな当たり前のようにそう呼ぶので、当時は何も疑問は持つことは無かったのですが、 大人になってからふと職場でその実の話題になった時、

『どろぼう?なにそれ?』

初めて全国で通用する呼び名じゃないんだと知りました。

ちなみに私は千葉県出身なのですが、他の県ではなんと呼ばれているのか気になります。

それにしても、何故どろぼうと呼んでいたのでしょう?

その真相は分かりませんがこの手の謎多き話はよくありますよね。

インターネットが発達した現代なら分かるのですが、そんなものはもちろん何もない時代になぜそんな名前で広まったのか不思議です。

そして更に千葉県全体でそう呼ばれていたのかも、今考えると謎なのですが・・・。

ウチの地域だけの話だったのかも知れません( ;∀;)

おわりに

当たり前のように使っていても、案外全国で通用する言葉ではなかった!ということはよくありますね。

オナモミのことをひっつき虫と呼ぶ地域が一番多いようですが、あなたの地域ではなんと呼んでいましたか?

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