【賃貸】気付けば面白物件へ辿り着いてしまう理由

茶色いマイハウスで気持ち良く寝る猫


みなさんは、引越し経験はどの位ありますか。

私は子供の頃に家族単位での引越しが3回。

大人になってからは6回程ありますが、これは多い方なのかな。

 

 

子供の頃の引越しは3回ほどありますが、特に薄暗い理由があるわけではなく手狭になったからや父親の転勤などの一般的なものです。

 

その頃は引越しと言っても、ダンボールへの箱詰めや面倒な手続きは全て両親に任せていれば良いのでラクですが、大人になってからの引越しはそうはいきませんよね。

 

もちろん自分の荷物は自分でダンボールに詰めないといけないし、その前段階である物件探しも基本的には自分で足を運ばないといけません。

 

それはやはり面倒な作業なのですが、新天地で見る景色はとても新鮮でワクワクするものばかりでした。

 

はじめての物件探し

不動産屋さんへ初めて足を運んだのは、学生の頃でした。

 

と言っても、友人に引越し話が出たので一緒について行った程度です。

 

もちろん当時の私には物件探しの知識は何もありませんが、友人もきっと同じだったと思います。

 

上京して1年足らずのその友人は、学生寮を出て1人暮らしをしたいから一緒に探して欲しいと頼んできました。

 

茶色いハウスで寝る猫

 

不動産屋さんデビュー

今ならもっと簡単に調べられると思いますが、当時はスマホはもちろんインターネットも無い時代です。

 

どの不動産屋さんへ行けば良いかも分からないので、とりあえず駅前にある店を選び、いきなり入るのもためらわれたので店の外側に貼りだしてある間取り図を2人で眺めていました。

 

その時、ちょうど中にいた店員さんが出てきてその貼り紙を交換し始めたので、勇気を出して話しかけてみます。

 

友人『すいません、山手線沿線で5万円台のアパートはありますか』

店員さん『風呂付き?』

友人『はい』

店員さん『ない』

 

私達は返す言葉もなくそのまま店を後にしました。

 

様々な知識を得た今ならそんなドジは踏まないのですが、当時は何の知識も無いただの学生です。

 

『あの不動産屋さん怖いね・・・』

 

2人でそんな印象を持ちながら帰路へ着いたのでした。

 

日の当たる茶色いハウスで寝る猫

 

トレンディドラマのようなひと言

ある日、私は不動産屋さんへ入りカウンターへ座りました。

隣には同じように物件を探しに来た女性がひとり座っています。

 

店員さん 『どんなお部屋をお探しですか? 』

女性 『夕日がきれいに見える部屋で♪』

 

私は思わず 『え?』と振り向いてしまったのですが、優しそうだった店員さんの顔がみるみるうちに曇りはじめると語気を強めて答えていました。

 

当時流行っていたトレンディドラマでのセリフがつい口から出てしまったのでしょうか。

 

その女性も初めての物件探しだったのかも知れませんね。

 

 

エントランスに鹿のはく製

また別の日、不動産屋の店員さんと友人と私で内見へ行った時のお話です。

3人で歩いていると店員さんが思い出したように話かけてきます。

 

店員さん『あ、そこの物件も今は空いてますよ、内見してみますか?少し築年数は古いですが』

 

私 『あの・・入口に何かいます?動物っぽいものが見えたのですが・・・』

 

店員さん『エントランスに鹿のはく製飾ってるんですよ~大家さんの趣味みたいです』

 

友人 『鹿はナシで』

 

とてもテンポよく交わされたこの会話は、今思い出しても可笑しいです。

 

そこは古い旅館のような少し怪し気な建物でした。

 

ちょっと中を覗いてみたい気もしましたが、よく考えてみると仕事で疲れて帰ってきた所へ鹿のはく製のお出迎えは厳しいかもしれないですね。夜見ると怖そうですし。。

はく製がお好きな方ごめんなさい(+_+)

 

おわりに 

若かりし時代のお話です。

現在は、分譲住宅に落ち着きかげとらも迎えたので引越す予定は無いのですが、以前はやっぱり築年数が浅いキレイな部屋に住みたいと思っていました。

 

駅近・オートロック・2F以上・マンション・風呂トイレ別・日当たり良好・・・

条件を言い出したらキリがないです。それに加えて家賃は抑え目でお願いしたい。

 

最寄り駅によって家賃はだいぶ上下しますが、探していた場所は人気エリアなので安くはなかったのです。

 

そこで、少しずつ条件を落として納得のいく範囲でいつも決めていました。

 

最寄り駅は変えずになるべく安くて住み心地の良い物件!

 

そんな条件で探していると、ちょっと不思議な面白い物件へと辿り着く確率がどうしても高くなってしまうようです( *¯ ꒳¯*)