猫と暮らして部屋から観葉植物が消えた話

植木を見つめる猫


トイレさえ覚えてしまえば、もう大丈夫!

あとは何も問題は起きずに暮らせると思っていたあの頃。

 

専用ジャンプ練習場

わが家には、パソコンデスクの横に1つと和室の窓際にいくつかの観葉植物を置いていました。

 

かげとらがやって来た頃はそれらに興味を持つことも無かったので、特に気に留めてはいませんでした。

 

その頃のかげとらはまだ小さく、高い所へ登りたくても上がれずに鳴きながら何回もジャンプの練習を繰り返していました。

 

その日も、いつものように悔し鳴きのような声を小さく出しながら、高くそびえる壁を見上げてはジャンプの練習を繰り返していたのですが、突然「ガリガリガリッ」という音と共に、窓へと上がることに成功したのです。

 

『すごいね!毎日練習してたから出来るようになったんだね。』

 

少し爪あとの残る壁を見て、ちょっとジーンときてしまいます。

 

それからも、ガリガリと・・・ではありますが、何とか壁を駆け上がる技を習得したようで時々登っては、窓辺で満足そうにくつろいでいる様子です。

 

正直、まだ猫らしいスマートな姿のジャンプとは言えませんが、本人は嬉しくて仕方のない様子で必死になって登ったり降りたりを繰り返していました。

 

窓辺でくつろぐ猫
 

急にパクッと口にした

今までは全く興味はなさそうだったのに、デスク横にあるスパティフィラムのゆらゆらしている葉っぱにピントを合わせると、突然パクッと口に入れてしまいます

 

猫が食べてはいけない植物もあるので慌てて鉢を取り上げ、それ以上食べられないよう窓際の高い場所へと一時避難させました。

 

観葉植物による中毒
食材ではありませんが、 室内に置いてある観葉植物を犬や猫が誤って食べたことで中毒を起こすことがあります。 ディヘンバキアやセローム(サトイモ科)、アイビー(セイヨウキヅタ、ウコギ科)、イチイ(イチイ科)、クレマチス (テッセン、キンポウゲ科)、スズラン (ユリ科)、クロッカス (アヤメ科)、シクラメン (サクラソウ科) など、 犬や猫に潜在的な危険性を持つ植物は多いので注意が必要です。

猫が食べると危険な植物

 出典:環境省 飼い主のためのペットフード・ガイドライン

 

この時は、かじるだけで飲み込んでいなかったので、その後の体調にも問題は無いようでホッとしましたが、突然の出来事なので驚きますね。

 

観葉植物は大惨事

またかじられては大変なので、かげとらが届かないような場所を探したのですが、室内で植物が置ける高い場所と言えば、和室の窓際の一ヵ所しかありません。

 

でもそこは今、かげとら専用のジャンプ練習場と化しているのであまり安心できる場所ではなく置くのはためらわれたのですが、部屋からグリーンが消えてしまうのも寂しいな・・と思い、

 

『まだ時々しかジャンプも成功していないし、しばらくは大丈夫だろう!』

 

 と、部屋にある全ての植物は窓際へと移動させてしまいました。

 

それから数日後、いつも通り出勤して家へと戻ると何やらいつもと違う雰囲気で、かげとらの姿も見えません。

 

『どうしたのかな・・』

 

少し気になりましたがそのまま廊下を抜けてリビングへ入り、隣の和室へと視線を移すとそこには、窓際に移動した植物が床へ落とされて土がばらまかれた光景が広がっていました・・・。

 

幸か不幸か、窓のその下には布団が敷いてあったので鉢が割れるような事はなく、かげとらにケガはありませんでしたが、布団は大惨事です(泣

窓辺で植物と佇む猫

その様子にビックリしたのか押入れの中に潜っていました。

 

トイレは天然のフレグランス

台風が直撃する!という日にも、ベランダにある植物を室内へ一時避難させる事があったのですが、この時も色々とありました。 

 

『気が付かないといいなぁ』

 

そぉおーっと植物を部屋へと入れ、かげとらにばれないよう素知らぬフリをしていたのですが、すぐにいつもと違う部屋の雰囲気に気付かれて、スンスン祭りが開催されることになったのでした。

 

 スンスン祭りつながりのお話です↓

www.kageneco.com

 

スンスンスン・・と、ひと通りにおいを嗅ぎ終わり終了・・・なら良いのですが、スンスンの次は端にある植物からかじり始めます。

 

かじっちゃダメ!

 

じゃらしで遊んだりして、しばらくは気を反らせていたのですが遊ぶのを止めるとすぐにかじろうとするので、

 

『これはもうしょうがない・・・』

 

わが家でかげとらが入れない唯一の場所、トイレの中へと避難させる事にしました。

 

狭いトイレ内には植木鉢がずらりと並び、何とも言えない不思議空間が出来上がります。

 

移動させた事をすっかり忘れてトイレに入る度に「ビクッ」としたのですが、天然のフレグランスは想像以上に、それはそれはとても良い香りなのでした。

 

 おわりに

それから程なくして、家の中から植物は消える事になってしまいます。

 

室内に植物があっても興味を示さない猫さんもいるようで何ともうらやましい限りなのですが、かげとらは興味があるどころの騒ぎではなく 、ちぎっては投げ状態でした。

興味ありスギです(汗

 

とは言っても年齢的にも落ち着いて来る頃なので、そろそろ観葉植物を置いても大丈夫何じゃないかな・・と目論んでいる毎日です ( *¯ ꒳¯*)