毎日一緒にいるけれど、そう言えば猫の寝ぐせは見た事ないような気がする。
布団を掛けて人間のような寝姿
冬のある日のお話です。
その日は、いつもと違いめずらしくソファ上に敷いてある毛布に潜り込むと、掛け布団のように自分の体の上に掛けて寝ていました。
毛布から顔を少しだけ出しているその寝姿はまるで人間のようで、見つめているとむずむずとイタズラ心がわいてきます。
しかし大きな音を出すとビクッと飛び起きてしまうので、ここはうっすら小声作戦を企ててみることにしました。
まずは少し離れたところから、小さい声で呼びかけてみます。
私『ぉーぃ ぉーぃ』
かげとら『・・・・』
全く気が付かないようでぴくりとも動きません。ぐっすり眠っている様子です。
それでは、もう少し大きい声で呼んでみましょう。
私『おーい おーい』
すると今度は声が届いたようで、もそもそと起き出してきました。
猫の寝ぐせ事情
え? なーに? 誰かぼくのこと呼んだ?
むーぅん、聞き間違いかな・・・。
寝ぼけまなこでボーっと辺りを見渡しています。
その時、かげとらのうしろ頭に寝ぐせらしきものを発見!
後頭部の毛がケバケバと少し逆立っているのが見えます。
やっぱり猫にも寝ぐせは付くのですね。
何だかちょっと面白い♪
なぜか今まで見かけた事はないのですが、猫は寝ぐせが出来にくい毛質なのでしょうか?
『かげとらは短毛だからなのかな・・でも人間もベリーショート以外は寝ぐせはつくような気がするけど・・・?!』
『長毛の猫さんは、どうなんだろう・・やっぱり寝ぐせはつきやすいのかな』
などと、ひとりで色々考えていたら、猫さんの寝ぐせ事情がとても気になってきました。
どうでもいいけどボクは眠いです。
アレコレと妄想を張り巡らせているうちに、かげとらは毛布からすっかり出ています。
寝起きなのでボーっとしているのか、しばらくこの体勢で固まっていました。
おわりに
毎日せっせとグルーミングをしているので、猫に寝ぐせはつかないんだという結論に一時落ち着いたのですが、よくよく観察してみると耳後ろまでしか手は届いていない様子です。
となると後頭部は、ノータッチ。
それなのに寝ぐせが付かない毛の構造がどうなっているのか、ちょっと興味がありますね。
人間の髪の毛も、猫のような寝ぐせの付かない毛質に進化して欲しいところです ( *¯ ꒳¯*)