いつもの場所にはいつもの物が入っています。
洗面所の引き出しの中にはタオルが入っていて当たり前。
そう思って開けたのに・・・・が出てきた時の恐怖は計り知れないのです。
洗面所の引き出し
洗濯をしようと思い洗面所へ行き、それまで使っていたタオルを洗濯機の中へ入れます。
そして、新しいタオルを取り出そうと左側にある引き出しを開けたところ、見慣れない色の謎の物体が引き出しいっぱいに詰まり盛り上がっているのが見えました。
『何!このシマの入った毛のかたまり・・・』
今なら、またこんな所に潜って~と一笑して終わりなのですが、この時は顔が埋もれて全く見えなかった事もあり頭の中が混乱している最中に、むうぅーっと一斉に毛が動き・・・
『ぎゃぁーーー!』
中腰で覗いていたのですが何が起きたのか理解できずパニックになり、腰が抜けて後ろにゴロンとひっくり返ってしまいました。
腰を抜かす実体験
音を立てて転がっている私の横で、引き出しの中で寝ていたかげとらが、むくーぅっと起き上がりもそもそと降りてきました。
そうなんです!
どう考えても引き出しの中身がタオルじゃない場合は、かげとらが入っているとしか考えられないのです。
その証拠に床には、自分が入るスペース作りのためタオルが全部出され落ちていましたし・・・。
冷静にその状況を見ればすぐに理解出来そうなものですが、引き出しいっぱいに詰まったその姿は未確認生物にしか見えず、脳の処理能力が追い付かずに腰を抜かしてしまったのでした。
そんなものが家の中に居るはずもないのに・・SF映画の観過ぎでしょうか。。( ;∀;)
『人って驚くと、本当に腰を抜かすんだ・・』
洗面所で1人、ぼーっと考え静かに納得していました。
洋服ダンスの引き出し
洗面所の引き出しは軽く、かげとらでも充分開けられる重さなのですが、誰も居るはずのない洗面所でガタッと音がするのは分かっていても少し怖いですね。
それでも、もうだいぶ慣れたもので洗面所はOK!とインプット出来ていたはずなのですが、今度は別の引き出しでやられてしまったのです。
それは洋服を入れ替えている時でした。部屋を離れたほんのちょっとの隙に潜り込んでいたようです。
かげとらの姿を引き出しの中に突然見つけ、またしても驚いてしまったのですが今回は腰を抜かすほどではなく「はっ!」と息をのむ程度で済みました(汗)
引き出しはまだあった!
しかし、それで終わりではなかったのです。
キッチンにも引き出しがあったことを、私はすっかり忘れていました。
開きっぱなしになっている引き出しを発見して「何でこんなところの引き出しが開いているんだろう」と覗き込んだ瞬間またしても「ヒーーッ」と転んでしまったのでした・・学習能力低いです(泣)
でも、その時に中身を確認せずにバタンと閉めなくて良かった・・と、とっさに思いました。
かげとらが家に来てから、全ての扉は確認してから閉めるクセがついていたのです。
挟まったら大変ですもんね。
おわりに
やっぱり思い込みは怖いと思いました。
子供の頃は経験値も低いため、大人には無い発想力で瞬時に物事をさばくのですが、大人になると無意識に「これはこういうもの」と刷り込まれていきますよね。
そこを裏切られると今回のように何が起きたのか理解できなくなってしまいます。
これも数年前のお話なのですが、かげとらのおかげで凝り固まった脳が少しだけ活性化された気がしました ( *¯ ꒳¯*)
思い込みつながりのお話です↓www.kageneco.com