割と健康体な方なのですが、それでもエリザベスカラーのお世話になった事はあります。
とてもストレスを感じたようで家中を走りまくってカラーは傷だらけ、かげとらの首にも相当ダメージを受けたのではないかと気になりました。
前足に違和感を感じて
数年前のお話になります。
いつものようにかげとらと遊んでいて、ふいに右の前足をつかむと何だか違和感を感じました。
『あれ?こんな所ポチッと膨らんでたっけ?』
それは凄く小さなポチだったのですが気になったので逆側の足も触ってみましたが左足にはありません。
もう一度、右の前足を触って確認します。
『やっぱりあるなぁ』
気のせいだと思いたいのですが、何度触ってもポチはありました。
ペットクリニックへ行くことに
どうしようかと数日間悩んだのですが、そうしているうちにも症状は進行してしまうかも知れないと思うと居ても立っても居られなくなり、やはりペットクリニックへ連れて行くことにしました。
かかりつけのクリニックでは、
『まだ小さいので何とも言えないのですが大きくなるにつれて悪性になる可能性はあります』
と話されました。
うぅ~む、それはどうしたらいいのでしょうか・・・。
抽象的で少し分かりづらかったのですが要は、
- まだ小さ過ぎて検査も出来ないので、大きくなるまで様子をみてみる
- 悪性になるかも知れないので現段階で取り除く
この2択のようです。
取り除くとなるとかげとらへの負担は大きいのですが、このまま放置しても悪性になる確率は高い・・だったら早く切った方が良いのではと考えて思い切って切除する方を決断します。
シャーシャー全開
施術当日の朝にかげとらを預け、夕方に迎えに行きます。
首の回りにエリザベスカラーをつけられ、おとなしくしているのかと思いきやスタッフの方にシャーシャー言いながら威嚇モード全開でした。
やっと診察台に乗せてキャリーバッグへ入れようとすると、私にもシャーと牙を向けて激しく怒っています。
『ごめんね。怖い思いさせちゃって。さぁ 早く帰ろう!』
キャリーバッグを自転車へ乗せて帰路を急ぎました。
何してくれてんじゃい~
堰を切ったように走りまくる
自宅へ戻りキャリーバッグから出そうとした瞬間、びゅーんとかげとらが飛び出しました。
首の回りに付けられたエリザベスカラーが気になるのか、猛ダッシュです。
でも首にはカラーが付いているのでいつもと通れる幅が違います。
ガコガコ・・・ ザザザー
あちこちぶつかりながらも無理矢理走りまくっています。
もしかすると、全力で走れば首にあるじゃまなやつが取れるのかと思ったのかも知れませんね。
でも、もちろんカラーは取れずにあちこちぶつかりビックリしたのか少し経つと急におとなしくなり下を向いてじっと固まってしまいました。
取りあえず落ち着いてもらおうと自動給水器の近くまで連れて行ったのですが、カラーが邪魔でお水が上手く飲めません。
ちゃんと飲めるようにカラーの角度を調節します。
お水を飲んだら少し落ち着いてきたようなので、次はゴハンです。
いつものお皿にカリカリを入れたのですが、こちらも寸前のところでカラーが引っ掛かり自力では食べられないので、お皿を置く台を細長いものに変えてカラーを装着していても食べられるよう改良します。
すると、カリカリもペロッと平らげてしまいました。
お腹いっぱいになったら少し落ち着いたよ
1週間の我慢
1週間後、慣れないエリザベスカラー装着生活から晴れて自由の身となります。
外した後は何を1番最初にするんだろうと思ったら、自分の毛づくろいでした。
そう言えば、カラー装着期間中も自分の毛には触れられないのにせっせと舐めて毛づくろいをしていたのです。
自分の毛には届かないのにどこを舐めているのかと言うと、もちろんエリザベスカラーです。
ざざーざざー
舌がエリザベスカラーのプラスチック素材に当たる音が響き渡っていました。
届かなくても毛づくろいはするんだな・・と興味深く観察していたのですが、かげとら自身も「何かこれ違わない?」と言う不思議な顔をしながらだったので違和感は感じていたようです。
トリさん・・・
おわりに
痛い思いをさせられた上に行動を制限する見た事の無いものを首に付けられたら、ビックリして当然ですよね。
今回はプラスチック製のものを装着したのですが、負担が少ないクッション性のあるエリザベスカラーなども多種あるようなので今後のために用意しておこうかなと思いました。
もちろん使う日が来ない事が1番なんですけどね (*´꒳`*)